■ガラス修理に関する用語集

こちらではガラス修理に関する用語をご説明させて頂きます。
- ■合わせガラス
2枚のガラス板の間に樹脂の中間膜を挟んで製造したガラス。 耐貫通性に優れるほか、中間膜にいろいろな機能を付与でき、ガラス自体の機能拡大がはかれる。
- ■ガラスの反射
ガラスに入射した光は、ガラスからの反射と、ガラスへの吸収および透過光に分かれる。 一般に可視光域では板ガラス面で約8%の反射率がある(表面反射と裏面反射を含む)。
- ■ガラスの補修
キズが入ったガラスの補修は難しく、一般的にはほとんど不可能である。 キズが極めて薄い場合には補修可能な場合もあるが、作業方法によっては、かえってガラス自体の強度を損ねることもあり安全上も問題になることがある。割れ目(クラック)が入ったり、深いキズはほとんど修理不可能になる。
- ■強化ガラス
ガラス表面と内部の応力バランスをとることにより、通常のガラスより大きな応力に耐えられるように加工したガラス。通常産業用途に用いられるのは物理強化と化学強化がある。
- ■建築用ガラス
住宅やビルなどの建築用途のガラス。耐久性、耐火性、デザインなど様々な機能が求められる。
- ■自動車用ガラス
自動車用途のガラス。人身への安全面はもちろん、色、形状などのデザイン的なものや、UV(紫外線)カットなどの機能的なものが要求される。
- ■断熱ガラス
2枚のガラスの間に空気層を設けて伝導伝熱を低減した複層ガラス。さらに2枚のガラスの間を真空にして、対流伝熱も抑えてより高性能化した真空ガラスがある。
- ■低反射ガラス
外光や蛍光灯などの画面への映り込みを抑えるため、薄膜コーティング等により、表面反射を低減したガラス。
- ■曇ガラス
すりガラスとも呼ばれる。ガラスの表面を砥石でこすったり、サンドブラスト法でこまかな砂を吹き付けて、微細なキズを付けたもの。表面の微細なキズで光が乱反射する事により光の直進透過性が失われて曇って見える。
- ■飛散防止
ガラスが破損した場合でも、破片が飛び散らないようにすること。ガラスの片面あるいは両面に樹脂製のフィルムを貼ったり、2枚のガラスを合わせガラスにするなどしてこの機能を与える。
- ■防音ガラス
真空層を設けたり、軟らかい中間膜を挟み込むことで、ガラス面の音の伝達を低減したガラス。自動車の客室の静粛性向上、マンションなどで楽器を演奏するときの音漏れ防止用として用いられる。
- ■防犯ガラス
窓ガラスを破ることで空き巣が侵入しにくいガラス。2枚のガラスの間に耐貫通性に優れる樹脂を挟み込んだ構造であり、ガラス板と樹脂の種類によりいくつかの防犯性能のグレードがある。